身長の高い選手の成長を潰す指導をしてしませんか?
ハンドボールで身長が高いほうが有利ですが、後で伸び悩む選手を多く見かけます。
例えば、せっかく大型選手なのにシュートする時に体の伸びがなくフォームが小さく
なっていたり、打点が低いといったのが典型的なケースです。
特に一番良くないと思うのは、フロースローラインあたりで打つことが出来る長身を
生かした高い打点で打てるのに、フェイントをかけて中に入って、相手ディフェンス
の速い動きで阻止されてしまう。
このようになってしまうと、後になって攻撃の中心の役割を果たすバックプレーヤー
として十分に働けなくなってしまいます。
その為、まずはステップなどの基本を覚えたら、次にランニングジャンプシュート
などの大技から段階的に練習したいものものです。
選手を早く上達させようと急ぎすぎると、後になって選手が伸び悩んでしまうことも
少なくありありません。
大型選手なのに最初にサイドなどの練習が多くあると、打点が低くなるなどして
悪いフォームの癖がついてしまうことも。
その為、まずはロングシュートを徹底しながら、サイド、ポストシュートといった
具合に段階的にやっていくようにすると良い結果に繋がりやすいかと思います。
指導者の方は、目先の試合で勝つことを優先してしまいがちですが、選手の将来の
ことを考えてやらないと後々選手の成長を潰してしまうことになりかねません。
高校で悪い癖などが身についてしまうと、大学に入ってからシュートフォームなど
を直すのは難しく、無理に変えようとすると、ボールのスピードが遅くなったりする
こともあるでしょう。
一方で、身長が低くても大きく振り上げた打点から、ダイナミックにシュートを
決められる選手もいます。
これは、ボディコントロールやフェイント動作などの小技のテクニックがしっかり
身についているから出来るシュートです。
その為、強豪も実践している大技から小技へといった階的な指導を取り入れてみる
とより効果的に選手を上達させ、強いチームにすることが出来るでしょう。
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【法政二高ハンドボール部 阿部監督 監修】
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