飛ばしパスを効果的に使おう
ハンドボールでサイドの状況を見て、ノ―マークの味方に通すのに有効なのが
飛ばしパス。
これはクロスアタック対策にもなりますね。
例えば、左側の3対3の状況で、2枚目と3枚目がセンターを守りにきたとし
ましょう。
そのような場合には、この時点で他に数的な優位な場所があることが分かる筈です。
そして、左バックに対して、1枚目のデイフェンダーがクロスアタックで詰めて
きた時には、センターは左バックを経由せずに左サイドへ飛ばしパスを出すこと
で、ノーマークの味方にボールを送れるようになれるわけです。
また、豊富な運動量があり、フットワークの優れたトップDFが前に出てパス回しに
圧力をかけくる5-1DFシステムの場合も、飛ばしパスは有効ですね。
チームによっては、トップDFに身長が高く、リーチの長い選手を置いたりして、
パス回しのリズムを崩そうとしてきたり、ロングシュートを打たれにくくさせるなど、
バリエーションも多いものです。
ですが、下の5人はゾーンで守るようになり、6-0DFよりもスペースが広いので
間を割りやすいものです。
そこで、左と右バックで飛びパスを使えば、広い5対5を攻めることで、それだけ
得点もとりやすくなる筈です。
ただ、フリーの状態でパスを味方が待っていても、捕りにくいところにパスが来たら
チャンスも失われてしまうので、受け手が次のプレーに移行しやすいように、正確で速い
パスを送れるかどうかです。
日頃からそうしたことを意識して練習をしていれば、試合で必ず生きてくるでしょう。
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