残り1分の使い方が勝負を分けることもある

handball42



ハンドボールで終盤の接戦では、残り1分の使い方(戦術)が大切になることが
あります。
1点差を逃げ切るのか、同点にして延長線に持ち込むのか、色々なパターンがあり
ます。


実際に、1点が取れずに悔しい思いをしたことがある選手やチームも少なくない
のではないでしょうか。


例えば、僅差で負けている場合は、通常通り守っていても勝機は見いだせないので、
全員でマンツーマンについてオールコートプレスでボールを奪いにいっほうがいい
でしょうね。


もちろん、間を抜かれるリスクはありますが、勝ちたいのであればすべきだと思い
ます。
また、7人で攻める場合なら、スペースが狭くなってしまうので、カットインは
避けて、ポストのブロックなどを絡めたロングを狙ったほうが良いでしょう。


と言うのも、残り1分の時点で、どんなに時間を使ったとしても、オフェンスは
30秒くらいが限度になってくるからです。
この時点でタイムアウトを取ったなら、点を取る形はもちろんですが、残り時間の
守り方もしっかり決めておくことが大切です。


逆に僅差で勝っている場合は、時間を確実に使ってプレーすることが大切。
積極的な姿勢が見られないことでとられるパッシブ プレーの寸前になったらゴール
エリアの一歩手前に打って時間を稼ぐことも時には必要です。


勝負の時には、エースにボールを託すことも多くなると思いますが、当然相手も厚く
守ってくるので、これをどのようにして決めるか?
もしくは、チームとしては次の手を考えておく必要があります。


その為、同点、もしくは1点リード・ビハインドの状況を想定して、普段から練習
しておくと良いです。


やはり、残り1分で確実に点が取れるチームは強いです。
なお、試合では常に良い状況でシュートが打てるわけではないので、終盤の疲れた
状態からでも決められるように、フィジカルトレーニングも欠かせません。

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【法政二高ハンドボール部 阿部監督 監修】
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