トレーニングで怪我をしない体の正しい使い方を身につけよう




ハンドボールのトレーニングというと何を思い浮かべますか?
殆どの人はパーフォーマンスの向上を期待して筋トレなどをやるのではなかと思います。


「もっと高く跳べるようにしたい」「動きやシュートを速くしたい」「相手に当たり
負けないパワーをつけたい」といった、プレーの質を上げる為のトレーニングを知りたい
ことでしょう。


確かに、筋力トレーニングでプレーが改善されることもありますが、一番の目的は怪我を
しない身体を作ることです。
例えば、良く起こす怪我には、膝の前十字靭帯の損傷があります。


これは膝の外側からステップをした時やジャンプして着地した際などに、ガクッと膝が外れ
たとき起こることが多いです。


主な症状としては、膝に力が入らずぐらぐらしたり、完全に伸びない、正座することが
できなくなったりすることなどがあり、時間の経過とともに膝が腫れて動けなくなることが
あります。


通常は2週間から1ヶ月くらいで症状が改善し、日常生活で支障がなくなりますが、スポーツ
をやると、再びガクッと膝が外れてしまうことが少なくありません。
そのまま運動などを続けていると、軟骨や半月板などの膝のクッションの働きをしている
正常な組織が傷つけられてしまうのです。


足にある程度筋肉をつけておけば防ぐことが出来ますが、やはりまずは体に負担の掛からない
正しい体の使い方を身につけることが先決です。

それでなくても、ハンドボールはスピードや跳躍力、そして激しいボディコンタクトにも負け
ない体の強さが求められ、経験者でも怪我をすることは少なくありません。


昨日今日ハンドボールに興味を持って部活などではじめたばかりの初心者が、正しい体の
使い方をせずに行えば、尚のこと怪我をすることが多くなります。


そんなこともあり、毎年入って来る新入部員の指導で悩まれている顧問の先生方も多いのでは
ないでしょうか。
ですが、初心者が正しい身体の使い方を習得することで、その後の技術向上のスピードも上がり
怪我の軽減にも繋がります。


これは、相手を抜くフェイント動作ひとつとっても、膝と上半身の使い方の連動があり、
正しい体の使い方をすれば、体を痛めることなくよりスムーズに素早い身体の動きに繋がり、
相手を抜き去りシューを決めることも出来るわけです。


何より、故障などをせずに練習や試合をたくさん出来る体があれば、ハンドボールがもっと
上達しますよね。
逆にどんなに運動神経があってセンスがよくても、怪我ばかりしていると、上手くはなれません。


本気でハンドボールが上達したいなら、身体の合理的な使い方についてのトレーニングから
始めるべきでしょう。

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【文化学園大学杉並高等学校ハンドボール部監督 齋藤潤一指導・監修】
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