コツを知って、あらゆるコースに対応できるようになろう!

handball9



ハンドボールにおいて、ゴールキーパーはまさに守備のキーマンですね。
一対一になる場面など、様々なシュートや、色々な角度からくるボールに対して素早く
反応して、止めなければいけません。


また、シュートを止めた後は、スローイングを素早く行い、攻撃の起点となる
プレーも必要不可欠でしょう。


更に一対一の時は飛び出して、果敢にゴールを死守するなど、的確な状況判断も必要に
なってきますね。
その為には、すぐに反応出来るように、正しい基本姿勢をとって、あらゆるコース、
高さのシュートに対応する為の準備をしておくことが大切です。


基本のキーパーの構え方としては、やや手や足は曲げて構えるようにします。
両手や両足を伸ばして構えると、どうしても反応が遅れてしまうからです。
また、腕は体の後ろで構えると腕が上がりにくくなるので、前で構え、肘から肩までの
二の腕が床と水平になるくらい上げ、手のひらは軽く開きます。


そして、シュートが左右の高いコースに来た時には、自分の身長や反応の速さを考えて、
飛びあがる踏切りを状況に応じて、片足もしくは両足で行うようにします。


左右の中段あたりにきたシュートを防ぐには、片足を上げて防ぎます。
上げた手の下側をフォローする為に、片足を上げて高さを調節して止めます。
更に、マークなしの場合には、ジャンプして両手、両足を大きく広げます。


左右の低いコースに来た時には、大きく両方の手と足を広げて、飛んでくるシュート
に方向に対して体を傾けるようにします。
サイドからのシュートの場合は、基本はゴールに近いニアサイドに絞り、そこから手や足を
伸ばして外側のシュートを止めに行くのがセオリーです。


また、キーパーが腕にボールを当てて止める時のコツとしては、腕に当たったタイミングに
合わせて下に親指が来るように回すようにすると、自分の前にボールが落ちるので、素早く
ボールを拾って、速攻に繋げられる起点となるパスを出せるようになります。



いずれにしても、キーパーは跳躍力や股関節の柔軟性も必要になってきます。
そして、キーパーはもちろんのこと、ハンドボールにおいて重要なのは跳躍力とスピード、そして
激しいボディコンタクトにも負けない強い身体が必要になります。


これらがバランスよく備わってこそ、優れた選手になれるので、練習でボールを使わない時に、
強い身体を作る為のトレーニングもしっかり行うようにしましょう。


なお、キーパーは体が大きい事にこしたことはないですが、それが全てではありません。
体が小さくても、ボールに対する反応が早かったり、相手との駆け引きが上手い選手は、優れた
ゴールキーパーになれます。



言いかえれば、単に体が大きいだけでキーパーをしていると、先々伸び悩むようになるので、
早めに効果的なトレーニング等の練習を行うことが大切でしょう。



強豪校の短期間で上達する練習・指導法
練習法や悩みなど、何でも相談することが出来ます!
【法政二高ハンドボール部 阿部監督 監修】
ハンドボール上達法の詳細を見てみる